タイムマシンにお願い・・・前編
2012年 08月 08日
二日続けての日記です。
今日、アルバイトをしていてフッと思ったことがあって、ちょっと今の気持ちを日記に書き留めておこうと思ったのです。
全然、たいした話しじゃないし、言いたいことも纏まってないので、これでも作家かよ、なんて思わないでね。
最近、僕は色々あって、原稿書きのお仕事だけではやっていけなくなって(どっちみち雀の涙程度のもので、遅かれ早かれこうなることはわかっていたのですが)色々なアルバイトをしています。
でも、田舎では、役者や作家やミュージシャンを目指しながらバイトをしている人の絶対数が少なく(全くいないとは言わないけど)都会とは状況がちがって、いろいろ厳しいことばかりです。
愚痴に聞こえちゃうかも知れないけど、とにかく時給が驚くほど安かったり、主に主婦の方や学生中心なので、他に掛け持ちで何か仕事をしていたら雇ってもらえなかったり、工場関係がやたら多いけど、中年男性がバイトしに来たときの上司の横柄な態度と言ったら・・・もう何なのこの扱い、って方も多く・・・
なんでこんなにアルバイトがきついんだろうなぁ・・・、なんて最近はため息を吐くことが多くなっていたのです。(なんか暗い奴でごめんな)
実は二十代の頃、東京で暮らしていたとき、僕にとってアルバイトはとってもとっても楽しい場所でした。何しろ、「単なるバイト」なのです。僕の本業は劇団員で、役者で、作家志望で・・・バイトはあくまで生活するためにとりあえずやっている感じ。
就職しているわけじゃないから、その「単なる感」が、学校行っている時と同じ軽い感覚で、劇団の辛い稽古期間中、凹んだ心を癒してくれる場所でした。
今だって、立場は同じバイトなのに、何であの頃はあんなに楽しくて、今は厳しいんだろう。
勿論、僕もいい歳ですから、あの頃の様なちゃらんぽらんな感じで仕事はしていませんし、人並みに背負うモノも大きくなっています。それらが当時の軽い感じを打ち消しているのは百も承知なのですが、もっともっと単純な理由で「あの頃は楽しかった」と分かったのです。
それは・・・「友達」がいたから。
えっーと、誤解されると困るので最初に言っておくと、僕だって友達は居ますよ。
でも、こっちで何種類もアルバイトをしたけど、そのバイト先に、友達は一人もできなかったのです。
昔は、どんなバイトに行っても、仕事を同世代の奴から教わることが多かったですね。
友達みたいな奴に教わるから、さほど緊張もせず、教わっている内に大抵は砕けてきて、音楽の話しとか映画の話しとですぐに仲良くなって、カラオケ行ったりクラブに行ったり、一緒に遊ぶようになっちゃう。
今は、僕の世代は大概家庭を持っているし、バイトじゃなく当然、正社員・・・どころか管理職が殆どで、となると僕の周りは、主婦の方や、世代が違いすぎる学生ばかりだから、そういった人々と友達になるには無理があるんじゃない?と言えばそれまでなのですが、友達ができない理由は、もっと別にあります。
劇団をやっている事を内緒にしているからなのです。
それは、都内で劇団活動をやっていたらまず間違いなく長期で雇ってもらえないから、どうしても面接の時、内緒にしてしまうのですが、
僕は素性を隠しているせいで、だれとも腹を割って話せない。
後ろめたい事は何もしてないし、自分の夢を誇りに思っている。それなのに、その誇りや夢を、職場では誰とも共有できない。これが悲しいし、時に辛いのです。
あの頃は、バイト先に同年代の友達・・・僕と同じ用に夢を追う友達が沢山いました!
インテリアデザイナーを目指している人や、ミュージシャンや、役者、たんなるプー太郎君も卓三位居た!だから心強かったし、強気に無責任でいられたし(←よくないことだけどね)
・・・で今日、バイト中、ゴミ出しのとき駐車場へ出て空を見た時、フッと思ったのです。
あの頃の友達は、ずっと先へ行ってしまったんだなーと。
夢が叶った人も、夢を諦め就職して家庭を持った人も、みんな、この場所には居ない。
僕は、まだ夢の途中で藻掻いている。
夢、と言えば・・・僕はよく、子供の頃にいやな夢を見ていました。ありがちな夢だけど、
みんなで楽しく遊んでいたんだけど、段々、僕だけ置いて行かれるのです。
なにをどう置いて行かれるのかわからないけど、僕だけ色々取り残されて、仲の良かったみんなは揃って別のステージに行ってしまう。
なんか、フッとその夢を見たときの様な心細い気持ちになったのです。
ゴミ袋を両手に抱え、真夏の真ん中の、駐車場の真ん中で。
その時・・・
・・・続きは、またあとで。
今日、アルバイトをしていてフッと思ったことがあって、ちょっと今の気持ちを日記に書き留めておこうと思ったのです。
全然、たいした話しじゃないし、言いたいことも纏まってないので、これでも作家かよ、なんて思わないでね。
最近、僕は色々あって、原稿書きのお仕事だけではやっていけなくなって(どっちみち雀の涙程度のもので、遅かれ早かれこうなることはわかっていたのですが)色々なアルバイトをしています。
でも、田舎では、役者や作家やミュージシャンを目指しながらバイトをしている人の絶対数が少なく(全くいないとは言わないけど)都会とは状況がちがって、いろいろ厳しいことばかりです。
愚痴に聞こえちゃうかも知れないけど、とにかく時給が驚くほど安かったり、主に主婦の方や学生中心なので、他に掛け持ちで何か仕事をしていたら雇ってもらえなかったり、工場関係がやたら多いけど、中年男性がバイトしに来たときの上司の横柄な態度と言ったら・・・もう何なのこの扱い、って方も多く・・・
なんでこんなにアルバイトがきついんだろうなぁ・・・、なんて最近はため息を吐くことが多くなっていたのです。(なんか暗い奴でごめんな)
実は二十代の頃、東京で暮らしていたとき、僕にとってアルバイトはとってもとっても楽しい場所でした。何しろ、「単なるバイト」なのです。僕の本業は劇団員で、役者で、作家志望で・・・バイトはあくまで生活するためにとりあえずやっている感じ。
就職しているわけじゃないから、その「単なる感」が、学校行っている時と同じ軽い感覚で、劇団の辛い稽古期間中、凹んだ心を癒してくれる場所でした。
今だって、立場は同じバイトなのに、何であの頃はあんなに楽しくて、今は厳しいんだろう。
勿論、僕もいい歳ですから、あの頃の様なちゃらんぽらんな感じで仕事はしていませんし、人並みに背負うモノも大きくなっています。それらが当時の軽い感じを打ち消しているのは百も承知なのですが、もっともっと単純な理由で「あの頃は楽しかった」と分かったのです。
それは・・・「友達」がいたから。
えっーと、誤解されると困るので最初に言っておくと、僕だって友達は居ますよ。
でも、こっちで何種類もアルバイトをしたけど、そのバイト先に、友達は一人もできなかったのです。
昔は、どんなバイトに行っても、仕事を同世代の奴から教わることが多かったですね。
友達みたいな奴に教わるから、さほど緊張もせず、教わっている内に大抵は砕けてきて、音楽の話しとか映画の話しとですぐに仲良くなって、カラオケ行ったりクラブに行ったり、一緒に遊ぶようになっちゃう。
今は、僕の世代は大概家庭を持っているし、バイトじゃなく当然、正社員・・・どころか管理職が殆どで、となると僕の周りは、主婦の方や、世代が違いすぎる学生ばかりだから、そういった人々と友達になるには無理があるんじゃない?と言えばそれまでなのですが、友達ができない理由は、もっと別にあります。
劇団をやっている事を内緒にしているからなのです。
それは、都内で劇団活動をやっていたらまず間違いなく長期で雇ってもらえないから、どうしても面接の時、内緒にしてしまうのですが、
僕は素性を隠しているせいで、だれとも腹を割って話せない。
後ろめたい事は何もしてないし、自分の夢を誇りに思っている。それなのに、その誇りや夢を、職場では誰とも共有できない。これが悲しいし、時に辛いのです。
あの頃は、バイト先に同年代の友達・・・僕と同じ用に夢を追う友達が沢山いました!
インテリアデザイナーを目指している人や、ミュージシャンや、役者、たんなるプー太郎君も卓三位居た!だから心強かったし、強気に無責任でいられたし(←よくないことだけどね)
・・・で今日、バイト中、ゴミ出しのとき駐車場へ出て空を見た時、フッと思ったのです。
あの頃の友達は、ずっと先へ行ってしまったんだなーと。
夢が叶った人も、夢を諦め就職して家庭を持った人も、みんな、この場所には居ない。
僕は、まだ夢の途中で藻掻いている。
夢、と言えば・・・僕はよく、子供の頃にいやな夢を見ていました。ありがちな夢だけど、
みんなで楽しく遊んでいたんだけど、段々、僕だけ置いて行かれるのです。
なにをどう置いて行かれるのかわからないけど、僕だけ色々取り残されて、仲の良かったみんなは揃って別のステージに行ってしまう。
なんか、フッとその夢を見たときの様な心細い気持ちになったのです。
ゴミ袋を両手に抱え、真夏の真ん中の、駐車場の真ん中で。
その時・・・
・・・続きは、またあとで。
# by nabeuji70 | 2012-08-08 22:49